IUデビュー10周年目の警告“BBI BBI”に思う事。
IUの秋の新曲、「BBIBBI」が出ました…!
私がK-POPで最も好きな女の子が、IUです。もうずっと好きなんですよね。
歌詞の率直さというか、彼女の言葉なんだな~っていうのが毎回伝わってくるのが心地良いし、
IUが感じたこと伝えたいことの歌詞なんだけど、私たちが共感する余地だったり想像で補完してよい部分だったりがちょうどよくある気がして、曲調・解釈含め自分にフィットする感じが、彼女の曲が好きな理由です。まぁ伝わりにくいんですけど(笑)
今回の曲もそれが顕著に表れた曲で、もちろんドストライクでした…。
常にあるメディア・世間様の視線と、顔も知らない見えないネットの余計な言葉たちに囲まれ、行き過ぎたファンの距離感を弁えない言葉と態度、行動に悩まされることも多いIU。(多くのアイドルもそうだと思いますが)
そんな人々に、IUは穏やかに、けれどはっきりと警告をする。
この一線は守ってね、距離感は大事でしょう。
ここから先は私の空間なの。超えれば容赦しない。
だってあなたと私はよく知る間柄でもないし、何の借りもないじゃない。
そういうメッセージがストレートに書かれているのに、
良い意味で力の抜けた心地よいIUの声とポップなメロディーがそのストレートな歌詞と上手く調和して、まさにイエローカードのようなちょうど良い警告にまとまっている。
天才だ~~~~~~(軽々しく天才とは言いたくないですけど…!)
こんな可愛い、オシャレな警告がかつてあっただろうか…。笑
個人的にはサビの「Beep Beep」の警告音ぽいところも可愛いし、
時折入る「어?」が「ねぇ、どうなの?」みたいなIUの詰めを感じて(意訳・ニュアンスですけど)すごい好きだし、
ところどころの歌い方というか、声の表情だったり温度感だったりが彼女は本当に上手だなぁって改めて感動してしまいました。
それから、今回の曲で警告をされているのはメディアやサセンだけではないんじゃないかなと私は感じました。
いつの時代もファンなのかアンチなのか分からないような人はいますが、
近年K-POPは世界へと広がり、アイドル・アーティストの数も増え、ファンダムもものすごい規模へと拡大している中で、そういった“距離感のない”ファンが目立つようになってきたような気がします。
ファンだからと何もかもに口出しをして、事務所の方針までをも管理(コントロール)しようとする。
アイドル達の一挙手一投足を監視し、非難する。
例えそれがあまりに自己中心的な意見であってもアイドルやアーティストが自分達の思う通りに活動してほしいと声を大にして訴える。
曲やコンセプト、事務所の不手際、そういった部分への「意見」としての批判だったり論評はもちろんあっていいだろうと思いますが、
その意見や批判があまりにも理不尽だったり、自分達のことだけを考えたものが多く、かつそれを実際に実現させようと直接的に働きかけているので、事務所、アイドルに迷惑をかけることさえ厭わなくなっているのが実情です。
それは果たして本当にファンのあるべき姿なのか、私は本当に疑問です。
本当にそれを良かれと思ってやっているんだとしたら、それはもうモンスターペアレントならぬモンスターファン(名づけセンスの無さ笑)だと思います。
何が本当に自分の応援しているアーティスト・アイドルのためになるのか、
一歩引いてみた時に自分がしていることは失礼じゃないかどうかを今一度胸に手をあてて考えてみた方が良いと思います。
彼ら彼女らがアイドル・アーティストであるということを盾にして、自分の言動・行動があまりに非常識で無礼なことに気づかないファンは意外にも多くいて、そういったファンにもこのイエローカードは出されているんじゃないか、そう感じます。
何千、何万と繰り返されている言葉でしょうが、彼らはアイドル・アーティストである前に一人の人間です。
親しい中にも礼儀あり、というぐらいなのに、そもそも“親しくない”アイドル・アーティストに対してマナーがなければ、その印象は最悪ですよね。
もしそのファンが自分の好きなアイドルやアーティストと“親しい”と感じているのであれば、早くその間違い、認識の誤りに気づくべきだと思います。
ファンであることは決して“親しい”ことではありません。
(これを勘違いさせてしまうような、あるいは本当に“親しく”しているまたはしたいアイドル達もいますので、それは彼ら・事務所側の責任もありますから難しいところですが…)
少なくとも私は、自分の応援するアーティスト達に対して、人として当たり前の礼儀と常識を弁えて応援していきたいと思います。
年々、一方これは余談ですが、アイドルも一人の人間だという論を盾にしてファンを平気で傷つけるような言動・行動をとるアイドルは応援する気にはなりません。大体そういうことをするアイドルは、芸能人という以前に人として配慮に欠けているからです。
芸能人である前に人間として尊敬できるアイドル・アーティストを応援していきたいと私は思っています。
年々IUは自分の思っていること、伝えたいことをはっきりファンや大衆に語りかけている場面が増えてきていて、SHINeeのジョンヒョンが亡くなった後の授賞式での言葉もすごく彼女らしいなと感じましたし、これからも歌で言葉で、彼女の想いを聞かせてほしいなと思います。
若く才能のあるアーティストですが、芸能人ならではの悩みもあれば、同年代と変わらず色んなことに迷ったり落ち込んだりもして、それでも一生懸命努力し、よく考え、自分自身をはっきりと持って、等身大の姿で前に進んでいくIU。
そんな彼女はいつも私に力をくれるし、本当に尊敬するアーティストです。
まだまだこれからたくさんの曲を生み出してくれるであろうIUにどこまでもついていきたいと思います。
デビュー10周年おめでとう!!変わらず応援しています。